イラストレーターおぐらみどりの日々雑記


by yama-humoto
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灯のありがたさ

d0179044_1411194.jpg一夜明けて、いい天気だった。緊張する夜を越えて、天気がいいとそれだけで気分的に救われる。
停電で水(井戸をモーターでポンプアップしているので)が使えず、飲食に使わない水は雪で作る事にした。飲み水は相方が様子を見に行きかたがた(電話が全く通じないので)杉山家にもらいに行った。
車を出すついでに充電器があるので、それで携帯の充電をしたり、明るいうちに用意出来る事はしておくことにした。それにしても、関東の友人たちのメールを受信するにつけ、あちらの方が大変そうだ。ラジオをつけっぱなしで聞いていたが、どうやら太平洋側がかなりひどい状況らしい。“壊滅状態”と聞こえるが、どういうことだろう?映像で確認したくてしかたがない。
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今日中に停電が復帰してほしいなあ…と祈りつつ、ラジオを聞いていたら杉山家が遊びに来た。
子供たちがソリをもってきていて、ウチの前に積み上がった除雪の山を登った。
下は田んぼなので、広くて安心だ。結構急な斜面をみんな楽しそうに滑っていた。
震災がうそのようなひと時。
遊んでいたら、近所の人が回覧板を持って来てくれた。“本日も停電のまま”という内容でがっかり。

d0179044_1410263.jpg杉山家が帰って、我々も家の中に入ったら、もう暗かった。
ヘッドランプを探して、ろうそくに火をつけた。昨夜は気が張っていたのもあったようで、気にならなかったけど、停電2日目にしてなんだかすごく辛くなって来た。昨日もこんなに暗かったっけ?
ラジオを聞いていたら、不意に聞き慣れた声にハッとした。東京にいる頃、仕事中きいていた「大竹まこと・ゴールデンラジオ」の太田アナの声。ついで、大竹さんや阿川さんの声も聞こえて、なんだか知り合いに会えたような?安堵感があった。急遽特別番組が組まれていたみたい。普段、ここでは文化放送は受信出来ないのだけど、相方曰く、夜は電離層の関係で不思議といろんな局がよく受信できるとのこと。チューニングを微細に合わせていくと、かなりの局が入った。これが朝になると「ハゲヤマの一夜」のお化けのようにどこかにいってしまって、つかまるのは2局+中国語と英語の放送のみになってしまう。それにしても、今回の件で、ラジオはすごく有り難かった。普段はあまり必要性を感じてなかったけど、いざという時のラジオの役割は大きい。
9時過ぎにウトウトとしていたら、急に電気がパッとついた。
今夜はあきらめていたので、ものすごく嬉しかった。電気がつくだけで、なんだか助かったような気分だ。パソコンをたちあげ、水道を確認したら、もうすっかり普段の生活に。さっそくテレビをつけて、愕然とした。太平洋方面の被災のしかたは想像以上に大変な状況だった。同じ東北と言っても、こちらはちょっと不便だっただけで、穏やかなものだ。
電気の元で、テレビをみられる自分たちの境遇に感謝する。
それでもまだ気を抜いてはいけない。
持ち出しの荷物を作ってから休んだ。
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by yama-humoto | 2011-03-12 14:09 | 日々