イラストレーターおぐらみどりの日々雑記


by yama-humoto
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初の稲刈り

d0179044_875958.jpg日が射したかと思ったら、ばっと曇ったり、ぱらぱらと雨が降ったり、安定しない天気。予定ではいい天気になると思っていたのに。本日は初の稲刈り。自分の人生にこんな日が来ようとは!1年前までは思いもよらなかったことだ。(というくらい、かなり無計画な人生…)
相方が杉山家にバインダーを借りに行ってる間に、私はご飯の支度をした。こういう作業の日は結構疲労困憊して、作業途中でご飯を作るなんてできそうもないから。鍋にいっぱいの豚汁とお稲荷さん、おにぎりを作っておく。バインダーの調子が良ければ、「刈り取りは1時間で済むよ」と聞いていたけど、一応、麦茶と菓子パンとおにぎりも持って行った。
稲はいい感じに実がつまっている。田んぼの水を抜いておいたけれど、台風や今朝までの雨で元に戻ってしまっていないか心配だったが大丈夫だった。まず、バインダーを田んぼに入れるために、角の稲を手で刈り取る。去年教えてもらった稲をまる方法を思い出しながら、束ねて行く。家にあったワラで束ねようとしてみたら、腐って強度が無くなっていたので、教えてもらったように刈った稲を2-3本使ってまるってみた。茎がまだみずみずしくて、ぎゅっとしばると水分が出る。
d0179044_874292.jpg案の定(笑)バインダーの調子は悪かった。稲を刈り取るけれど、ヒモがうまく切れず、まとまらず、ただひと束づつバサバサと刈り落とされて行く。少し動かしては、横から機械の動きをみて、構造を把握しようと試みる。ミシンみたいな感じだ。ヒモのかけ方の説明図があまりにも現物と違いすぎて、参考にもなんにもならない。「私に描かせろ!○ンマー!」と少々毒づきながら、何度かヒモを架け替えてみる。どうやら、ヒモがからんでキツく巻き付いたままになっているところが原因のようだ。指や鎌の先でも引き出せない位絡み付いている。内心、もうKちゃんのバインダーを借りた方が早いんじゃないかなあ…と思ったが、相方は工具を取りに家に戻った。なんとなく予想していた展開(過去2回手伝いに行った時も、バインダーの不調は必ずあった)ではあったので、私はその間、手刈りしていくことにした。機械は便利だけど、なにかあったときは結局「人間の手」だなあと思う。(右奥、バインダーを修理する相方。手前、その間に手刈りしたスペース)結局、午前中は修理で終わってしまった。
d0179044_872839.jpgつまった部分を掃除したら、急に調子が良くなり、どんどん刈り取れるようになった。私は刈り残しの部分を鎌で刈り取る。
途中、Tさんが立ち寄っていった。刈り取った穂先を指で触ってみているので、「どうですかねえ?」と聞くと、「隣のよりいいぞ」と言う。隣の田んぼは倒伏してしまっているのだ。よく倒伏している田んぼの前で「台風の被害はこんなところにも!」とやっているけど、実際は違うらしい。Tさんが言うには、今年は梅雨に雨が少なく、夏も日照りが続いて稲の成長が悪かったので、みんな追肥をしたそうだ。そこに台風12号の雨が降ったので、今度は一気に伸びすぎてしまって(茎がひょろひょろに弱く、稲の重さに耐えられなくなって)倒れたとのこと。無農薬でやった我が家の稲は倒伏していなかったので、Tさんは興味を持っていたみたい?
この苗を頂いたとき、「なるべく肥料をやらず、人間で言えばファストフードや過多な栄養を与えず、玄米しか食べさせていない子ども。少しの栄養でもぐんぐん強く育つ」と聞いたけど、本当だった。人間と同じで、よかれと思って(?)過保護に育てると、稲も本来の自然とのバランスが掴み難くなるのかもしれない。
d0179044_871456.jpg調子良く終わると思いきや。今度はぬかるんだ所でスタックしてしまった。
この田んぼは縦長で、部分的に水がしみ出してしまっている。水を抜いても、ここは干上がってはくれなかった…。2条刈りのバインダーは馬力がすごく、逆にどんどんめり込んでいってしまう。
片足で板をタイヤの下に押し込みながら、二人でひっぱってもびくともしない。板を噛むまでいかず、どんどん泥を掘り上げ、自分たちもどんどん沈む。よく精神的に「泥沼にはまる」的な表現があるけれど、実際の泥沼はかなり手強い。バインダーを泥沼にはまった水牛にみたて(笑)「ぶも〜!ぶも〜!」と変なかけ声をかけながら、なんとか引き出す事が出来た。人生でこんなに力を出したことがあるだろうか?という位、私の本日使う分の体力、筋力を一気に消耗してしまった。(気持ち的には川の対岸を引き寄せる位の力…@@;)
いやはや…
d0179044_865933.jpgやっと、刈り終わり、はせがけ。(はさがけ?)長木の入手に困っていたが、Tさんにお願いして借りる事が出来た。納屋にあった三脚ををたて、長木をわたし、稲束を掛けて行く。4分の1くらい架けた所でシャリばて…。持って来たおにぎり(1個)を食べただけで、お昼休みも取らずに続けてしまったので、休憩しに家に戻る。豚汁を温め、用意をしている間、相方は泥まみれになったバインダーを洗っていた。疲れすぎるとあまりご飯も喉を通らない。が、温かい汁物は気持ちがほぐれる感じで良かった。
バインダーを返しに行った相方が戻って来たので、再度田んぼへ。
Tさんは午後から始めて、もう作業が終わってしまっていた…早い!
きちっとした人で、作業用の機械も手入れされていて、新品のようにピカピカだ。田畑はその人を表すと言うけれど、今年やってみて、本当に良く判った。
杉山家が一家で来てくれたので、残りのはせがけを手伝ってもらった。3歳児のシュウ君も遊びと間違えて(笑?)一束一束運んでくれた。
それにしても、やればやるほど、急にこの田んぼの長さに気が遠くなる。
たった5畝(一反の半分)なのに、細長いので、距離が結構ある(ように思える)のだ。
暗くなってきたが、それでもなんとか架け終えて、6時には家に帰る事が出来た。二人だったら、まず終わらなかったので、杉山家に感謝。小さい子どもたちもどんどん労働力になっているのが、すごいなあと思った。昔の農家の子は、こうやって自然に手伝って、自然に農作業をおぼえていったのかなあ?
とりあえず、大きなイベント(?)を済ますことができ、ホッとした。
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by yama-humoto | 2011-09-24 08:05 | 日々