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イラストレーターおぐらみどりの日々雑記


by yama-humoto
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死にかけているヒュッテを活かしたい。

死にかけているヒュッテを活かしたい。_d0179044_1722589.jpg村に大柳沼という元キャンプ場がある。数年前の大地震で水道等が使えなくなったのもあり、管理する会社も手を引いてしまい、今や寂しい所になってしまっている。沼は水が綺麗でロケーションもそこそこ。
ここの管理棟というのが、素敵な建物でもったいない。
なんとか有効活用できないものか?ひがなる工房の「遊」の活動でなんとか使えないものか?役場にプレゼンをした所、鍵を貸してもらえる事になり、中に入ってみる事になった。
加藤さんと我が家、それと途中からあおいちゃんが合流して内見。
死にかけているヒュッテを活かしたい。_d0179044_17214597.jpg中に入ってみると、想像以上に綺麗でびっくり!
私はそれまで、一部屋が8畳くらいのこじんまりしたものかと想像していたが、実際はこのまま、すぐにでもレストランやカフェが出来ちゃうじゃないか!という広さ&かっこよさだった。
空き家につきものの大量のカメムシ等の死骸が床一面にあったけど…。
私はもうここ2年の虫との戦いですっかりなれてしまったけど、街暮らしの加藤さんはかなり引いていたようだ。横手では家にカメムシは出ないんだそうだ。県内なんてどこも同じかと思っていたけど、そんなに違うものかあ。掃除すると、すぐに居心地の良い空間になった。
こんな素敵な建物が無駄になるのは悲しい。なにができるだろう?なにができるかな?
主要な道から山道に入らないと辿り着けないところ。人を呼ぶのが難しい。
でも、きっと発想の転換しだいで、なにかしらできるんじゃないだろうか?

死にかけているヒュッテを活かしたい。_d0179044_17214051.jpgひがなる工房、「食」のミーティング。
加藤さんはジャムに興味を持っている。
ジャムを3種とパン、それにお皿にする朴の若葉を持って来ていた。
ジャムはドクダミ、コハゼ、それとピエール・エルメのジャム!(ルバーブ、パッションフルーツ、イチゴのミックス)
なんとひとビン2700円!だそう。

死にかけているヒュッテを活かしたい。_d0179044_17212411.jpg味比べ。
ドクダミは濃〜い緑色で、色からして苦みがあるかと思いきや、抹茶ぽくておとなしい味だった。
コハゼはちょっとゼリーっぽく凝固していた。ブルーベリーのようで、なかなか美味しい。
ピエール・エルメ。
一口食べて、「なんだこりゃ!」
当たり前かもしれないが、めっちゃくちゃ美味しい!
他の2つが加工の一環でつくったもの。ちょっとジャムを意識してつくった程度に思えてしまう程、もう、ステージが違いすぎる。世界的なパティスリーが作った(のか?名を借りて別の人が考案したものか?)、ジャムと言う名のデザート。ひと塗りしたパンがものすごくゴージャスになってしまうのだ。2700円、仕方が無いかも…というプロ意識の高いものだった。
一個一個別々に食べていたら、気づかなかったかも。味比べって楽しいなあ。

死にかけているヒュッテを活かしたい。_d0179044_1721222.jpg加工の試作…というか、なんとかこの緑色のジャムを使えないものかと考え中のもの。
ジャムサンドにしてみた。
ジャムの原料?
どこにでも生えている雑草です(笑)。
これが、ジャムにするとびっくりな味になるのです。美味しさで言うとどうなのかは微妙なんだけど、「雑草」がこんな味に!っていう、感動の方が私には大きいのかなあ?
おいしいお菓子にするには、まだまだ道のりは遠そうだけど。
by yama-humoto | 2012-05-18 17:19 | ひがなる工房