イラストレーターおぐらみどりの日々雑記


by yama-humoto
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一緒にバスを待つ

d0179044_1013739.jpg夏の間、あまりの暑さに髪の毛は縛りっぱなしで、気がつけば、かなりひどい事になっている。
今日しか時間がとれない…けれど、雨の音がすごくて出る気がしなくなったりした。
でも、はでな雨音は薪の上にのせていたトタン板のせいで、実際はそれほどの降りでもなかったことに気づく。美容室の予約が取れたら、出よう…と電話をしてみたら、空きがあって予約できてしまった。…いくか。
出かける用意をして、傘をさしてバス停まで農道をてくてく歩いた。
人の気配もなく、クマが出たらどうしよう…と曲がり道をおそるおそる進んだ。途中、ヤギがいる場所がある。広い柵の中に3頭いて、よく脱走してその辺の草を食べていたりする。車がくると、大急ぎで柵の中に戻るので、ちゃんと状況は分かっているようだ。今日は3頭とも柵の中にいた。車で通り過ぎる時はこちらを見向きもしないのに、歩いている人間は珍しいのか、今日はかなり遠くの時点で、3頭とも首を伸ばして、こちらを凝視している。ずっとずっとずっと、柵の前を通り過ぎるまで、ヤギの頭だけが私を追って、ゆっくりと動く。3Dの写真みたいで、なんか怖かった。
バスは始発から2駅めで、たいがい利用者がいないから、運転手さんも気を抜いていたりする。(あわてて、券売機のセットをしたり)
雨の中、バスの旅もいいもんだ。今日は利用者が4人くらいいた。
十文字の案内所で乗り換えのために降りる。次のバスまで20分ある。誰もいないと思っていた待合所に入ってみると、ベンチに先客(かまきり)がいた。少し横にずれてもらって、一緒に(?)バスをまつ。待合所に行方不明のおばあちゃんを探すチラシが貼ってあった。「訪ねると旧姓を名乗るかもしれない」とか、背格好など、できる限りの情報が書き込まれていて、その中に「足腰は強いので、どこまでも歩いて行ってしまう」とあった。都会の老人とは違う逞しさを垣間みる。

肩まで伸び放題だった髪をバッサリ切ってもらった。
暑さでダラダラしていた気持ちが削ぎ落とされたようで、リセットされた気分。やっぱり町まで出てきてよかったと思った。
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by yama-humoto | 2012-09-18 10:01 | 日々