イラストレーターおぐらみどりの日々雑記


by yama-humoto
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鳥海山に登る

d0179044_1394460.jpg昨夜、家を出発する。明日の朝一のバスで、相方の幼なじみが鳥海山登山にくる。早朝、象潟の駅でひろって、一緒に登る事になったのだ。幼なじみとは中学生以来で、Facebookで偶然見つけたとのこと。それから連絡を取るようになり、以前、途中敗退した鳥海山のリベンジに来る事になったのだ。
仮眠して朝5時前に起きた。バスは5時過ぎに着いた。バスからはRさんだけが降りてきた。何十年ぶりの再会って、どんな感じなんだろう?寝不足なのと早朝でなんだか落ち着かない気持ちになっていたせいか、ぱたぱたと挨拶をして車に乗った。早速、昔話をしているのを聞きながら、山に向かう。
実は私も登るはめになるとは思っていなかった。一緒に登るのだと聞いたのは二日ほど前。なので、自分では登山計画もろくろく調べておらず、気分は学校の集団登山に連れて行かれる感じだ。ついてから、行程が10時間弱と聞く。ちょっと不安だけど、まあ、駄目だったら途中で休んでいれば良いやと軽い気持ちで歩き出した。
登り始めると女性の二人連れが休んでいた。何度もきているらしく「今日は風もなくて珍しく良い天気だ」といっていた。
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途中の鐘。上に鳥の頭、鐘の裾に薄雪草(?)が模してあった。
曇ったままで、どうも晴れそうもない。
山頂付近にはガスが沸き出してきた。
d0179044_139362.jpg鳥海山は結構な行程、道が妙に整備されていて、石畳みたいな道が続く。こんなによくもまあ丁寧な仕事を…と歩きながら感心するほど、石の目が揃っていた。行った事ないけど、万里の長城ってこんな雰囲気なんだろうか?なんて思いながら歩いた。
d0179044_1383139.jpg山頂手前に小屋があり、山頂はガスが濃くてまるで見えなかった。ここで休んでから山頂に行くか、このまま行くか。
もう、ちょっと登れば山頂だろうから…とそのまま登る事にした。
姿が確認できないって恐ろしい。ガスの中、どんどん大きな岩が出てきて、今までの行程にない一番ハードな岩のルートになった。それでもここを登ればすぐ…と思いきや、登りきったら大きな岩の中を下りながらくぐっていく。
d0179044_1381016.jpg胎内潜り的な大岩をくぐると、さらに岩場の上り。山頂から降りてきた人は「風が強くて山頂で休めない」といっていた。ガスと雨の中、なんとか山頂についた。確かにすごい風が吹き込んできて、ゆっくり休んでる場合でもない。記念写真を撮って、すたこらと退散。風が強く寒かったので、避難小屋に入って、お昼を食べた。帰りは雨も小振りになり、9時間ちょっとで無事下山。
d0179044_1375030.jpgこけももがたくさんなっていた。木の実ハンターの血が騒ぐものの、登山者が多すぎて一粒二粒口に入れただけにとどめる。
d0179044_1373785.jpgクロマメノキもたくさんの実を付けていた。立派にブルーベリー。下りながらも両手で目についた実をもいでは口に運んで、疲れをいやした。
久々に山に来てみて、我ながら驚いたのは、山の花よりも断然「実」にアンテナをはっていた自分。
Rさんが「これはなんて花かしら?」と花を見つける度に言っていたけれど、すでに私の中では花の名前は脳のかなり隅に追いやられていて、花や葉の形を見れば、キンポウゲの仲間とか、かなり大ざっぱな分類はできるにしても、花の名前自体は分からなかった。調べてないのだから当たり前なんだけど、花より団子(食べられる実)だなあ…と、雑な自分にちょっと悲しくなった。

下山してから、山形方面にお風呂に入りにいき、平田牧場で豚カツを食べ、バスの時間近くまでミスドに入った。Rさんはバスが来るまで、駅前の喫茶店なんかで時間をつぶすから…といっていたけれど、田舎の駅前は本当になにもないことをしらないようだ。私も新幹線が止まって、時間つぶしに駅を出たものの、駅前には時間をつぶせるような空間がまるでなかったのを、新庄の駅で経験している。駅周辺で時間をつぶせるスタバやマックがあるのは都会なのだった。
ミスドでは二人の昔話を聞いた。幼稚園や小学生の頃の同級生の事をこうも覚えているものだろうか?と感心する。自分の小学生の時の同級生の名前を思い出してみたり、その子とあったところで、どんな話ができるだろう?などとシュミレーションしてみるも、うまく想像できなかった。
9時過ぎに象潟の駅に送り、我々も帰路についた。
うんじゅうねんぶりの再会はどうだった?と相方に聞いたら「おばさんになってた…」とぽつり。なんて失礼な!ほぼ記憶が小学生で40年近くたってりゃ、相当変わっているだろう。てか、自分だって十分「おっさん」になっているんだし。  
なんとも不思議な気分の山登りだった。
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by yama-humoto | 2012-09-23 13:05 | 日々