イラストレーターおぐらみどりの日々雑記


by yama-humoto
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

入院日々雑記5

d0179044_16571360.jpg

17日でやっと退院!
はじめは16日の予定だった。治療も順調だったし、もっと早まっても良いんじゃないかと思っていたのに、私の担当の先生は食事の順番を重んじた。
重湯からはじめて、3分、5分、7分、全粥で終わらなくてはいけないらしく、カレンダーで確認して行ったら、退院が17日に伸びてしまったのだ!このたった一日のダメージはきつかった。
Oさんは3分、5分、全粥だったそうだ。

持ってる本や雑誌を読み尽くしてしまった。
秋田にきてから、家にいる時は「他に今できること」を優先してしまうので、なかなかゆっくり読書する時間がない。東京にいる時は活字中毒で、移動の電車が私の読書室だった。こんな時に、急に、ほかになにもやることがなくなったので、読書するしかなくなってしまうなんて。
はじめはパラパラめくっていた雑誌ですら、隅から隅まで読んだ。暮しの手帖を全部しっかり読んだのも、はじめてかもしれない。同時に読み比べると、当たり前だけど「暮しの手帖」の編集の丁寧さがよくわかる。20〜30代向けと思われる雑誌は、妙な文章が目についた。「池波正太郎のエッセイがきっかけで、昨年3月に幕を閉じたホットケーキの名店「万惣フルーツパーラー」で働いていた○○さん。」え?池波正太郎のせいで閉店したの???と思ったり。「夫にジンジャークッキーを作る姿を見ながら。」…等々、読んでいて???な文章が多々あった。校正してないのか?とつっこみたくなる。出版社って、優秀な人が集まっているのではないかと思っていたけれど、あまり文章に重きを置かない雑誌は雰囲気重視なんだなあ。そして、文章に丁寧さを求めている辺り、私も歳だなあと思った。

病院に来る時、「もしか入院も?」と半信半疑で、それでも一応、最低限の用意をした。その時に読みかけの本や、やりかけの仕事のファイルも鞄にいれた。
一日ベッドにいると、一日はとても長いような短いような…。相方に家にある本を持って来てくれるように頼んだ。雑誌も買って来てもらった。時間や気分で読みたいものも変わってくる。雑誌を眺めたり、エッセイを読んだり、デザインの参考書をめくったり、マンガを読んだりして過ごす。気分で読みあされるって贅沢な時間だなあ。
ふと、あまりに時間があるので、英会話にうってつけじゃないか!と思いついた。去年買った旅行会話集が昔と違って内容がかなりおもしろかったので欲しかったけど、どこにしまったか忘れて頼む事ができなかった。残念。

読み物もいよいよなくなってくると、仕事に取りかかりだした。
経過の説明を受けたとき、イラストの仕事をしている話になって、「じゃあ、ここでもできるじゃない」と先生はのたまった。PC持ち込んでいいってことですかい?
入院までの時間が分かっていれば、ipadを買う口実になったのに…。

ラベルのデザインにとりかかる。もってきたファイルにはよけいな紙が無かった。A4の紙が欲しい…。
血液検査の結果の紙3枚のうち、いらないページが2枚あったので、それの裏を使う。数日ペンを持っていないので、描けるか不安だったけど思ったよりいい調子だった。もっと紙が欲しい…
結局、売店でレポート用紙を買って来てしまった。レポート用紙なんて久しぶり。紙質が凄く良くなっていて落書きを描くのがためらわれたけど、罫線が邪魔なのですべて裏返しで使った。

日記もつけた。文字を書くのが楽しかった。

こんなにじっくり読む時間ができるのなら、普段なかなか読み込めない本たちを「緊急に持ち出せるコーナー」にまとめておこうかなあ…と家の本棚を見て思ったりした。
[PR]
by yama-humoto | 2013-12-17 16:56 | 日々