イラストレーターおぐらみどりの日々雑記


by yama-humoto
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2012年 08月 26日 ( 1 )

みどり祭

d0179044_1035037.jpg東成瀬の山奥にある元キャンプ場。大柳沼。
毎年、ここで「みどり祭」という音楽のお祭りをしていると聞いてはいたけど、行く勇気(?)もなく、今年初めて覗きに行ってみました。
いつもは人っ子一人いないシンとした沼とは思えない!キャンプ村が出現!
音楽もレゲエっぽいという“うわさ”とは違い、耳に心地いい音楽が流れていた。
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メイン会場。ステージと出店がいろいろ。
エスニック系のファッション多し。
みんなおしゃれだ。
久々に、秋田ではなかなか見られないムードに出会う。
木々の中に張られたテント。ハンモックを張ったり、子どもたちがかけまわったり、それぞれにまったり過ごしていて、でも音楽が流れていて…上を見上げれば青空で…ファミリーキャンプ場とは違う、いい空間になっていた。
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ファイヤーサークルにはぐるっと席がある。
楽器を持って来て、自由に演奏していたり(ライブ前に練習してたのかな?)そこに他の人も楽器をもってきて、なんとなく一緒に奏で出したり。
目の前のは昨日のワークショップで作られたらしい、染め物のトートバッグ。
空の木gardenさんのお菓子と珈琲を買って、それらを眺めながら食べた。
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スチールパンのワークショップ。
私、ふだんこういうのに参加する事はまず無い。音感ないし…。
だけど、なんともきれいな音がするんだ。スチールパン自体、多分、こんな機会が無い限り触る事もないだろう。スチールパンはドラム缶をたたいて作られていて、これを直せる人は東京にしかいないとのこと。となりにサポートする人がついてくれて、何パターンかの旋律を覚える。ドレミの音階をちゃんと打てることにびっくり。だけど、順番はあちこちに飛んでいるので覚えるのが難しい…。
何度か練習して、みんなで1つの曲を奏でた。ドラム缶とは思えない、軽やかな音が気持ちよかった。

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昼はアコースティック系のライブ。
女の人の歌声って、耳に心地いい。

誰もいない普段の大柳沼はどこかに緊張があって本当にリラックスできなかったりするけれど、遠くで音楽が聞こえて、良い距離で人の気配がしていると、身体がゆったりするのを感じた。
どこかにねっころがって本を読みたくなる。
同じ大柳沼とは思えない空間だった。
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ファイヤーサークルの方でもワークショップがはじまっていた。
こちらは待っていたんだ!
パン焼きのワークショップ。珈琲付きで500円。
事前にたき火を起こして、熾きを作っていた。

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発酵させたパン生地を1つ分ちぎり、細長く伸ばして竹の棒に巻き付けていく。
パンは全粒粉、発酵はこの場で生地を作る関係上、イーストを使用とのこと。

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さて、みんなでたき火をぐるりと囲んでしゃがみ込む。
ゆっくりくるくると回して行くと、思ったより早く膨らみはじめた。
熾きの火力って、結構強いんだなあ…と感心。焦げないように気をつけながら、まんべんなく火が通るようにあぶる。
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焼けました!
ふかふかだよ。
パンってこんなに早く焼けたっけ?(笑)
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竹から抜くと当たり前だけど、コルネみたいに穴があく。
用意されていたジャムやあんこを塗って、珈琲と一緒にいただく。
私はおすすめされたあんこをたっぷり穴につめた。
おいしい!
こんな手軽にパンが焼けるって楽しいなあ。
「ストーブの熾きでできるかもな」と相方も楽しそうだった。
ワークショップって、今まではあまり参加した事無かったけど、いろいろ勉強になった。参加する人に、いかに楽しい経験に結びつけるかっていうのが考えられてるんだなあ。それで、みんなで作るって言うのが、単純に楽しいんだ。
ワークショップは他にも、サドゥーちっくな“シャンティさん”のヨガ教室っていうのもあって、そちらは眺めていただけだったけど、なかなか充実した内容で後で参加すれば良かった…と思った。

d0179044_10315888.jpg一度抜けて、買い出しに行く。
6時過ぎに再び会場に戻ってみたら、昼とはまた違った雰囲気だった。この祭りを主催している金治さんがきて、後数曲でライブが終わると教えてくれた。ドレッドヘアのバンド。村の人の感覚からすると、やっぱり怪訝に見えてしまうかもなあ…とも思うのだが、でも、歌ってる歌はすごく良い歌詞なのだ。津波に被災して「車ごと流され、油が口に入り込んできた、けど、なんとか生きていた。生きていれば良い事があるもんだ。こうしてみんなと会えたり。きっととうさんかあさんが生きろと言ってくれたのだ」という感じの…(正しい歌詞ではありません。すみません。かいつまんで耳に残った内容です)
生きる事への感謝とか、みんなで一緒に楽しく過ごす事を大事にしたお祭りで、凄く良かった。
というのも、村の中でも集落ごとに、いくつかお祭りがあるけれど、どこも外から来た人間にはちょっと入り難い「内輪感」が否めない。「知らない人でもだれでも、一緒に楽しみましょう!」という感じではないのだ。「外からもっと人を呼びたい」というなら、まずこの「内輪」感を打破しなきゃ無理なんじゃないかなあ。
みどり祭は仙台や岩手、山形、もっと遠方からも、この日のために駆けつける人がいる。そういう人たちを、こんな僻地の山奥まで呼べる金治さんの力って改めて凄いと思った。
最後のしめはバンドの曲に会わせて、輪になって踊った。(絶対、いままでなら参加しなかったはず!)あれれ?と思う間もなく、輪に入って、単純な振り付けを真似しながらまわっていたら、どんどんおかしくなって笑いながら踊っていた。こんなの大人になってからあったっけ?
頭はいつでも柔らかくしておこう。その方が楽しい事にたくさん出会えるはず。
来年はテント持って、キャンプに参加しようと思う。
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by yama-humoto | 2012-08-26 10:30 | 日々