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イラストレーターおぐらみどりの日々雑記


by yama-humoto
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<   2013年 07月 ( 4 )   > この月の画像一覧

やっと畑が動き出す

d0179044_15384526.jpg7月はまるまる一ヶ月雨だったといってもいい。6月に植え付けた苗たちが全然育たず、茄子はもう消えてしまいそうなほど弱っていた。今年は全体的に雪解けも遅いかったし、遅れているようだ。
庭の畑を見て回ったら、変なものが引っかかっていた。よくよくみたら、カマキリの形の皮。カマキリが脱皮するとは知らなかった。バッタと一緒だったのか…。触覚の先まで、綺麗に脱いであった。自然てホントにすごいなあ…としばらくホレボレと見る。すぐ近くにこの服の主がいた。
d0179044_15385568.jpgこれは主とは別のカマさん。
去年の晩秋に、カマキリの卵をみつけては家に持ち帰り、春、庭に指しておくと、わらわらと子供たちが庭を賑わす。小さいくせに、すでにしっかりカマキリの形になってるのが「ミニチュア」みたいでなんとも可愛い。カマキリは畑の害虫を食べてくれるのだ。小さい姿があちこちに目に付くと、なんだか“カプセル怪獣(古い!)”とか、式神みたいなものを放ったような感じに思えて、楽しい。
最近の私のブログは虫の写真が多くなって、虫が苦手な友人たちには、ちょっと悪いなあ…と思いつつ。畑をやればやるほど?こういう里山に住むと?虫はとても身近になる。私も好きではなかったけど、最近は感心する事が多くて、ついつい観察してしまう。「畑で野山で太古の昔から営まれている暮らし(世界)が、人間とは別にある」と思わずにいられないこの頃。
カマキリは「視線」にものすごく敏感だ。ハッと目が合って、カメラを取りに行って戻って来たら、迎え撃つようにこちらを睨みつけ、カメラに襲いかかって来た。なんとも勇ましい。カメムシや他のむしよりも、頭が良いように思う。
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キュウリの葉の裏に、蟻がたむろっていた。キュウリってこんなに蟻がついたっけ?と、よくよく見ていたら、小さな小さなアブラムシもいた。蟻が、ちょんちょんとつっつくと、アブラムシはプクッと甘い汁を出す。それを蟻が飲んでいた。各葉っぱの裏に、こうした集まりがあった。
蟻的な、ドトールとかスタバなのね(笑)。
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やっと!や〜〜〜〜ッと!キュウリが実を結びはじめた!
冬はぜんぜん食べたいと思わないけれど、夏はキュウリ、トマト、茄子はとても食べたくなる。特にとりたてのキュウリのみずみずしさは、夏の暑さに必須だ。早く食べたい!
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家の前の牧草地。
黄色くなっている所は、除草剤がまかれた所。まいているとき、なんだか目が痛くなったり具合が悪くなったので、慌てて家の窓を閉めた。
まいた所が綺麗に枯れるので、結構手軽に使われている。ホームセンターやスーパーでも入り口近くにど〜ん!と積み上げ売られている。刈り取ったりする手間がないから、便利に思うんだろうけど、使うの止めてほしいなあ。「除草剤」というと軽い?ニュアンスだけど、枯らすんだから「枯れ葉剤」だよねえ?決して生物のカラダに良いものではない。良いのは「草刈りの手間を楽できる」というだけ。
手軽だからと、ちょいちょい垂れ流せば、どんどん取り返しのつかない土地になってしまうだろうに。
こんな小さな村なんだから、せめて「除草剤を使わない田畑の村」みたいなスタイルになって行けば良いのになあ…なんて思う。オーガニックや農薬を使わないなんて、都会のものの戯言だとは思う。農薬使わないで、今までの収入を保てるなら、どこだってとっくにやっているものね。でも、オーガニックまでいけなくても、せめて「除草剤を使わない」くらいは、できないものだろうか?
最近はこういうものが、放射線汚染とあまり変わらないように思えて、なんだか怖くなっている。
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by yama-humoto | 2013-07-31 15:36 | 日々

源氏と平家

d0179044_15412214.jpgしとしとと降ったりやんだりの鬱々する天気が続く。夜、ゴミを近くの収集所に持っていった相方がばたばたと帰って来た。「蛍!蛍!平家がでてるよ!」
早速、ヘッドランプ片手に家の前の農道にでてみた。最近、手倉に蛍を見に来た人がクマも見たそうだ。ちょっと怖いけど、ほぼ家の近くだから大丈夫だろう?
闇に目が慣れてくると、か細くぽぽぽぽ…とミドリの光が飛んでいる。
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ふわっと掬うように飛んでいる蛍を捕まえてみる。源氏(下)に比べてずいぶん小さい。
源氏は光が力強い分、なんとなく平家ボタルは質素。数はそれほど出ていない。多分、この先まで農道を拡張する工事が進んでいて、水路がなくなってしまっているのも大きいと思う。
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普通、源氏が出終わってから平家が出てくる…と、なんとなくそう覚えていた。
しかし、今年は両方出ている。源氏は6月末に出て来たが、まだまだ消えずにいた。今年の気候はどうも変で、梅雨がいつまでも空けずにいる。畑の野菜がなかなか育たない。蛍にもなにか影響しているのかな?
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家の前の水路。よく見ると平家蛍が控えめに潜んでいる。この水路はドジョウもカワニナもいて、蛍の幼虫もよく見る。けれど、来年にはこの水路は塞がれてしまう。
「蛍は道より上の田んぼの水路でも発生しているから、ここをつぶしても大丈夫」という事になっているらしい。よくよくみると、奥の田んぼの水路に見えるのは源氏で平家は手前の水路付近に出ている。道を広くしてくれるのは歓迎だけれど、生き物が育んでいる水路は一度壊してしまえば、もう再現はできない。壊すのは簡単だ。来年は蛍も激減してしまうだろう。こういう水路を「あえて残して道を作る」という発想はないんだろうか?「里山」の形を壊す事無く、環境を良くする工事(デザイン)って言うのもできる気がするんだけどなあ。
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by yama-humoto | 2013-07-21 15:40 | 日々

小麦を収穫してみる

d0179044_14413771.jpg去年の秋、実験のつもりで、庭にちょろっと小麦を蒔いてみた。種は、手近に手に入る術が無かったので、ネットで普通のタネ袋単位で売っている所を見つけて、取り寄せてみた。聞く話では1キロ数百円くらいで手に入るらしいものが、園芸のタネ袋には数gで300円くらい。割高だけど仕方が無い。
しかし、いざやってみよう!と調べたくても、「米」の教科書は本屋にいくらでもあるのに、「麦」はまず見ない。小麦栽培をする所自体少ないからなのか?個人的にやるもんじゃないのか?
まあ、とりあえず「実験」である。芽が出て来ては、「おおお!」と一人喜び、雪が降る前に、恐る恐る「麦踏み」もしてみた。雪ノ下になって5ヶ月あまり。春になって、いち早く雪をどかしたら、黄色くヨロヨロに倒れ込んだ草が出て来た。枯れてしまったかと思ったが、それから春のキラキラするお日様を浴びだしたら、ものすごい勢いで青々と茂り始めた。…が、追肥を怠ったせいか、背があまり伸びない…。やきもきしてるうちに長い長い梅雨で、毎日雨に打たれ続ける。週間天気予報はずっと傘マーク。逆に東京の方は連日晴天が続いている。同じ日本なのに、なんでこんなに天気が違うの?と悲しくなる。。穂がなんとなく黒ずんできて、黴びたかも?と、ちょっと諦めムードになってきてしまった。丁度最近、「麦角菌」というものを知る。元々は笹の花が咲いて、そこに米みたいなものがついているのを教えてもらい、食べられるものなのか調べたら、怖い記録をみてしまったのだ。戦中の食料不足のおり、岩手でこの笹の米が大量に発生したので、授業中の学生を総動員して笹米を採り、パン工場でパンにしてもらい、みんなにパンが供給された。ところが食べた妊婦さんたちがみんな流産してしまったという事件。この笹米は「麦角菌」に犯されていて、この菌は血流を滞らせたりするらしい。流産した妊婦さんの他にも、手足の先が壊死した人たちも出たそうだ。この事件を読んでしまったら、もう、この黴びてしまっているかもしれない小麦への期待が一気に引いてしまった。菌を分からずに食べてしまったら大変!…と、それでも「麦角菌」を調べてみたら、黒い鶏の爪みたいのが、穂からぎゅ〜んと伸びていて、とても分かりやすい事がわかった。
d0179044_14412426.jpg毎日、天気予報とにらめっこすると一日だけ「曇り」の日があった。もうこの日しか無い!と、その日に刈り取る準備をした。収穫期を悩んで調べていたら、小麦は収穫期が短くて、それを逃すと「グルテン」の数値がどん!とおちてしまうそうだ。「パン」を焼くんだったら、これって大事じゃないか? てっきり「小麦色」に枯れてからで良いのかと思ったら、違うようだ。別に売るものではないので、神経質になることも無いけれど、できれば「いい状態」の時に取れた方が良いよな。少し陽もさしてきたので、なるべく穂が乾くように浴びさせ、降りそうな雰囲気の手前で収穫。少ないので相方にブッシュで切り倒してもらい、一本も落とさないくらいの気持ちで丁寧に拾い集めた。「落ち穂拾い」ってこんな感じ?
せっかく実ってくれた小麦。一粒でも無駄にしては、小麦に悪い気がして。
庭に養生シートを広げ、その上で干してから、脱穀。脱穀機とか千把扱きとかあればいいのだが、納屋には無い。いろいろ試してみたけど、なるべく粒をおろそかにしない方法は、手で一本一本ほぐしていく事みたいだ。夕方には雨が降って来たので、家の中に取り込み、とりあえず縁側にひろげた。
あとは、時間を見つけて、ちまちまとほぐす。テレビをみながら、手は小麦をほぐす。少ないから可能だけど、ちょっと気が遠くなる作業。麦粒が出てくるのを見るのは楽しいが、どうもはじめに蒔いたときの麦粒と違う気がした。ぷりっとしていなくて、なんとなくしょぼい。やっぱりうまく育たなかったのかなあ?病気かなあ?…と、また諦めかけた。後日、杉山家の小麦を見せてもらったら、同じようだった。これでも大丈夫という事だったので、一安心した。パン一個くらい焼けるかな?粉に挽くには、まだまだだけど、楽しみだ。
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by yama-humoto | 2013-07-17 14:41 | 日々

山の裏の隠れ家

d0179044_13592723.jpg毎日毎日、肌寒い雨が降り続いている。あまりにも降り続けると、さすがにうんざり。湿気が高くなるし、どんより暗いし、なにより雪と違って、雨はトタン屋根を激しく叩くので、うるさい。時にラジオすら聞こえず、仕事に集中できなくなるような音も立てる。冬の寒さを思い出す事もできない今となっては、冬の方が静かで良い!なんて思ったりする。
鬱々としていた頃、杉山家から「男の隠れが」を見に行こう!とお誘いがあった。知り合いの大工さんが頼まれて作っているというログハウス。前々から見てみたかったので、即出かける用意をはじめた。建っているのは、国道のすぐ近くの山の裏。こんなところに!という山の中に現れたのは、まさに「男の隠れ家」の世界だった。
d0179044_13591383.jpgログが一棟だけ建っているのかと思っていたら、作業小屋、ツリーハウスのようなテラス、主に過ごす母屋とこじんまりとしたログハウス(上の画像)などなど…。ちょっとした「ワールド」が出来上がっていた。小さいログ以外は大工さんが適当な(?)手に入る材を使って建てられていた。母屋の中は、ねっころがって本を読んだりできる広々としたスペースや我が家より綺麗なウォシュレットのトイレや大きく窓を開けられる開放的なジャグジーまであった!キッチンは無くて、でも、吊るしてあるカゴにインスタントラーメンがストックしてある。…「部室」みたいだな。
ここは、依頼した男性が一人を楽しむ為の場所らしい。会社の役職とか、「夫」だとか「父親」とかいうものを全部脱ぎ捨てて、「自分」になれる所なのかも。「自分」を楽しむには、こういう場所って必要だよなあ…と羨ましく思った。なんとも贅沢だ。
建っているものをみていると、大工さんが楽しみながら作っているのも分かる。
立派なマンションや豪邸より、「小屋」に惹かれてしまう私は、すごくドキドキした。やっぱり「小屋」だなあ。今の家も気に入っているけど、やっぱり一回きりの人生、「住みたい家」に住むのもいいかもなあ…という、贅沢な欲望がわき上がる。(かなえる財力はないのだが…)家は無理でも、作業小屋(アトリエ)くらいなら、実現できるかなあ?大工さんはお金さえ出せれば、建ててくれるという…一緒に建てていけたら、それもそれで楽しいよなあ〜〜〜…。
などと妄想しながら、ひととき、夢をみさせてもらいました。
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by yama-humoto | 2013-07-13 13:54 | 日々