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イラストレーターおぐらみどりの日々雑記


by yama-humoto
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<   2014年 12月 ( 3 )   > この月の画像一覧

ひとり野鳥の会

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雪で風景が真っ白になったせいか、鳥が目につくようになった。なぜか、我が家の周辺にはいないスズメ。でもほんの100mほど歩くと、なぜかいる。
近くに、もうこの冬片せなかった稲架があって、今、そこにスズメがびっしりついている。
ふくら雀。ほっぺの茶色がかわいいね。

d0179044_14562188.jpgある朝、玄関を開けたら、薪小屋にミソサザイが入り込んでいた。家に飛び込んで来て、2階に。なんと私の仕事場に入り込んでしまった。押し入れを本棚にしているのだけど、その奥に入られたら困る。「ほら、こっち!」と窓を大きく開けたら、飛んで来て目の前の棚の上に留まり、二言三言なにか啼いてから出て行った。
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冬になると家をつつきに来る奴がいる。

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アオゲラ。
トタンの屋根や家の木の部分をガンガンつつく。
たいがい朝なので起される事が多い。
「♪もう起きちゃいかが?と、ゲラ叩く〜」
なんとも贅沢?
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晴れた日。
キョッキョッキョッキョとアオゲラの声がした。アオゲラは啼きながら飛ぶ事を知ったので、しばらく鳴き声のする方を見ていたら、近くの木に止まった。
なんと3羽。枝越しに追ったり逃げたりしている。
メスにオス2羽が言い寄っているらしい。
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どうやら、ふられたクン。
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カップル成立?


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雪が落ち着いた朝に見た猛禽類。裏山から滑るように飛んで来た。こういう日は動物も動きまわるので、獲物を探しているようす。何度も輪を描いて首だけ動かしている。肉眼ではよく見えなかったけれど、写真を撮ってみたらクマタカだった。なんてかっこいい!裏山にこんな神様がいたとは。
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別の日。
クマタカでもトンビでもなく、飛ぶ姿が矢のような小降りの猛禽類がきた。
大きく輪を描くのではなく、さーっとすごい早さで直線に抜けて行く。
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やはり肉眼ではよくわからないので、写真に撮ってみた。
拡大してみて図鑑と照らし合わせる。思った通り!チョウゲンボウだった。
顔のラインがチーターみたいだ。
スズメ以外は、全て家の庭から見た鳥たち。白鳥も空を横切って行く。
自然と「野鳥の会」になってしまう環境…。
どうせならもっと見たいな…と、望遠のカメラを本気で考え中。
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by yama-humoto | 2014-12-20 14:53 | 日々

侵入者

d0179044_128022.jpgつかの間の晴れ間。林の中の隠れ家でお茶でもしようかと出かけた。
ふわふわの雪なので、カンジキをつけても潜る。
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まだ下草が顔を出せるくらいの積雪。ちょっと、チョコボンボンみたいで可愛い。
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ウサギも嬉しくて(?)走り回った様子。
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走り出す前に一粒、ぷりっとな。
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まず、入り口を掘り出さなきゃいけないかと思ってたけど、小屋はまだ埋まってなかった。先に入った相方が、慌てた様子で出て来て、なにか言っている。うろうろ周囲を観察していた私はいそいで小屋に向かった。
「アオゲラが!」小屋の中にいるという。
d0179044_1265533.jpgそうっと戸を開けると、アオゲラがいた。
困ったように梁に止まっていたが、そのうちバタバタと飛び出した。
明るい方へ行こうとしたのか、アクリル板の窓にぶつかり、落下。
床に落ちてもんどりうったのでダメかと思ったが…
d0179044_1263334.jpg相方がつかまえてみた。
怪我はないようで、でもつついたり暴れたりせず、おとなしく目をパチパチしていた。
せっかくなので観察させてもらう。綺麗だね。
よくみると、足の指の半分は鍵状の爪だった。これでは、床のような固くて平たい所を歩けないようだ。だからもんどりうっていたのかな。この爪のおかげで、木に縦に止まれるのだね。写真を撮って、もういいよ。というと、言葉がわかるのか?急にもぞもぞ動き出したので、外に放してみた。キョッキョと啼きながら林の奥に消えて行ったので、大丈夫そう。良かった。
以前、ヒュッテにも冬の間にアオゲラが入り込み、出られずに死んでいた事があったので。

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小屋の中をちょっと掃き掃除して、ストーブをつける。
壊れかけたテラスはまだ雪寄せして雪を失くせる程度。扉を開けられる。空気を入れ替えて、お茶を飲み、家に帰った。
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by yama-humoto | 2014-12-09 11:50 | 日々

雪ふる

d0179044_1527092.jpg村に根雪の目安になると言われている銀杏の木がある。この木が葉を全部落とすと根雪になると…。
写真は11月12日に見に行ったとき。他のイチョウの木が葉を落としていても、この木はまだまだだった。近づいて行ってみると根元で母さんたちが銀杏を拾っていた。
d0179044_1526517.jpgそれからこのイチョウを見るたびに「まだまだだな」と「本当にあたるの?」という気持ちを交差しながら観察していた。そろそろ葉がなくなって来たなあ…という今日、雪が降った。しかも、どうやら本気モードの降り。でも、心のどこかで「やっときたか!」とも思っていた。秋になって周囲では畑を整理したり、家や植木に雪囲いを施したりして、もういつ雪が来ても大丈夫!と雪が降るのを待っていたと思う。ところが全然降らなくて、拍子抜けしていたというか、手持ち無沙汰というか、そんな雰囲気があった。雪が積もらないと次の季節の過ごし方に行けない…そんな感じ。
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こなきじじいにあらず。
雪が降るとやっぱりどんよりしてテンションが沈みがちになる。そこで、ちょっと変わった事をしてみることにした。
近所の納屋をほぐす時にもらってきた保存具合の良い蓑。実はずっと使ってみたかった。
まだここに越してくる10年くらい前かな?この蓑と笠のスタイルで雪下ろししている人を見た事がある。越して来てからは見た事が無いので、あの世代はあれが最後だったのかもしれない。
試しに着てみると軽くて蒸れなくて、しかも背中と肩がふわっと暖かい。雪が中に沁み込んでこないし、保温性はあるし、なにより稲刈りした後の藁でつくる。人間が生活して来た中で生み出して来た技と知恵が詰まっている。使ってみるとなんだか楽しくなって来た。
これで笠があれば完璧なんだけど…
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妖怪のイメージもある?せいか、見た目おどろおどろしいけれど、よくよく見るとすごい技が見受けられるのです。
表は雪や雨が入り込まないようにバサバサの段に。中は帷子のように精巧に編み込まれているので、着た時にごわごわしない。
ところどころ、藁とは別の素材が編み込まれているのだけれど、今では手に入りにくいモノと聞いた事がある。アクセントのように編み込まれているのは、なにか意味があるのだろう。山形の方の蓑には山葡萄かなにかのつるを使った豪快なものもみたことがある。

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宙に吊るして蓑を編んでいる古い写真を見た事がある。
美しい編み目にうっとり。
これは人の手で生み出されている。企業や工場ではなく、村人の手から。
これってすごい事だと思う。残念ながら、作り手も技も消えつつある。
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by yama-humoto | 2014-12-02 15:23 | 日々