イラストレーターおぐらみどりの日々雑記


by yama-humoto
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入院日々雑記4

秋田という地で、まさか入院するとは思わなかった。住み始めたとはいえ、ちょっとアウェイ感がある…かと思いきや、東京の病院よりもリラックスして過ごせた。
ほとんどのベッドがカーテンを引いているので、ほぼ個室。そして横になって休んでいると、あちこちから秋田弁の会話が聞こえてくるのだ。
私は耳よりも視覚で確認できるたちなので、音だけだとかなりな「空耳」。ネイティブな秋田弁はなかなか聞き取れない。先日も近所のかあさんが何か慌てて電話して来た。そのとき「みずが!みずが!」というので「水?」と聞き返したら「みず!」といいかえしてきた。全く同じ発音なのだけど、言い返して来たってことは「水」ではないのだな…という事だけは分かった。夕飯の支度をしている頃になって急に「道か!」と膝を叩く。

山形で赤い実を売っていて「ぞうみ」とかいてあった。
何の実か聞いた所、「私らは昔から“ぞうみ”といっていて、正式名称はしらない」とのことだった。「ぞうみ、ぞうみ…」と口の中でつぶやいていて「ガマズミの“ずみ”か!」と後々になって分かった。
こちらのなまりはそういう具合に、口をあまり開かないように発音すると、元の言葉が見えて来たりする。その中には、日本古来の美しい言葉も残っていたりもする。

住んでいるとはいえ、普段あまりネイティブな人と一緒になる事もないので、ここではヒアリングの良い勉強?になった。

看護師さんたちは高齢者が多いので、がんがんの秋田弁で接する。お年寄りたちにとても優しいなあと思う。標準語できちきち言われるより、絶対リラックスできもの。
まるでおばあちゃんと孫娘的な会話が周りで聞こえて、微笑ましい。

大概は病気だし、病院だから、ネガティブになりやすい。夜眠れないなど、ぼやく人がほとんどだった。
けれど、一人、素敵な人がいた。

3つ目の部屋に移った時、96歳のおばあさんが入って来た。一緒に住んでいるという娘さんがほぼ毎日付き添っていたのだけど、しじゅうなにかしら会話していて、でも「なになにすると、どうなるから、やるな〜」とかそういう注意がほとんど。おばあさんの耳が遠いのもあって、「あ〜?」「だ〜か〜ら〜」と何度も同じ事を繰り返している。はじめはあれだけ何度も聞くので、やっぱり認知症もはいっているんじゃないかなあ?と思った。看護師さんもそう思っていたようだ。けれど、違った。おばあさん、ちゃんと理解していて、覚えているのだ。トイレも自分でいかれるし、ナースコールもできた。
「今日、看護師さんと話したけど、私の言った事通じてなかったぞ。ほっほっほ」とか「今日はあっつ〜いタオルで背中を拭いてもらって、気持ちよかった〜(心底きもちよさそうに)」と夕方来た娘さんに話していた。娘にしかられても、「ほうっほっほ」と可愛く笑う。
多分、家でもず〜っとこういう会話のやり取りをしてるんだろうなあ。しゃべり方によっては、うるさい!といわれそうな会話量だけど、不思議と微笑ましくて温かく、ずっと聞いていたいような空間になる。
おばあさんは初めのうちは「病院にきたんだから死ぬんだな」といっていた。「病院にきたんだから死なね〜の」と娘。
数日たって、病状が落ち着いてくると「せっかくここまで生きたんだから、もっと生きたいなあ。生きてると楽しい事たくさんあるもんなあ」と楽しそうに話していた。
カーテン越しに聞いていて、思わず感動してしまった。
「ネコが待ってるから、そろそろかえるぞ〜」と娘さん。そして、去り際に「あ、はたはたがうまく漬かったぞ。」「食べたいなあ〜」「食べられるようになったら、焼いてもってくるからな」
この親子、とても仲がいい。そして、これだけ普段から会話しているので、おばあさんはぼけずに、心も身体も健康なんだろうなあと思った。
会話量と認知症の関係、あながち間違っていないんじゃないかと思う。

こんな風に、聞き耳をたてるでもなく秋田弁ヒアリングをしていて、気になる言葉があった。
それは「○○こ」の“こ”。秋田弁では、なにかと単語に“こ”をつける。「鍋っこ」とか「飴っこ」とか「ボタンっこ」とか…。なかなか可愛らしくなって微笑ましいのだが、つくものとつかないものの区別がわからない。
入院中聞いたのは「薬っこ」「玉っこ(薬の錠剤の意)」「粉っこ(粉状の薬の意)」「熱っこ」等々…。
「血圧」や「入れ歯」にはつかないようだった。
でも、なんと!「入れ物」には“こ”がついた!「入れ物っこ、あるか?」と。どういう法則かやっぱり今ひとつ分からず。フランス語の女性名詞、男性名詞みたいなものか?(これもよくわからない)

退院間近になった頃には、私も秋田弁しゃべれるかもしれない…と思えるまでになった。イントネーションとか、そんなののリズムが分かって来たような。
これって、外国に長くいるうち身に付いてくるのとおなじだろうな。
せっかく習得できそうだったけど、退院となり、バリバリの江戸っ子(?)の、べらんめえ会話(相方の)に戻ってしまい、やっぱりしゃべれるのは無理そうだ。
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# by yama-humoto | 2013-12-15 17:54 | 日々

入院日々雑記2

d0179044_15451027.jpg夜明け前から、外が騒がしい。カーテンを開けてみるとたくさんの除雪車が駐車場の雪を運んでいた。

d0179044_15445518.jpg土日と凶悪な雪が降る。一日で横手(街なので普段は村程積雪は無い地域)で68センチ!とニュースでいっていた。68センチ?じゃあ、村は80以上だろうなあ…と思い、相方に「来なくて良い」とメールしておいた。お向かいのOさんは「来たいと思ってるんじゃない?」と言うけれど、村はそういうレベルではないのが想像できる。村の道の除雪は完璧だから問題ないにしても、まず玄関からラッセル→車を掘る→道に出す為に除雪で押し付けられた雪壁の除去…想像するだけでも大変だし、まだ雪道に慣れていない町中の交通事情から、もらい事故の確率も高くなる。危険を冒してまで来てもらう程の重病でもないしね。
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駐車場を空ける為の除雪は、まるで除雪車の運動会のよう。

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こんな数の除雪車が集まってるの、初めて見た。
よくぶつからないなあと関心する。
車が止まっているスペースは小さい除雪車が器用に車と車の間を縫って除雪していた。

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職員駐車場。
見ている間にもどんどん埋まって行く。見ていてなんとも切なくなる。
ワイパーを跳ね上げているのは、雪で折れ曲がるのを避けるため。ウサギみたいで可愛いなあ…なんて思うが、実際はそれどころではないよね。
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大雪2日目の朝。
当直の職員さんの車は見事に埋まっている。
d0179044_15432351.jpg当直が空け。仕事が終わって疲れて帰るのに、まず雪を掘らなくちゃいけない姿…。みなさん根気づよく、手際よく、車内からマイ除雪ブラシを出して、せっせと車を出す。
秋田の人の根気強さは、雪の暮らしから来ていると思う。我慢するしかないのだから。


容赦なく降った雪は我が家で107センチになったそうだ。屋根の雪下ろしもやったとのこと。
町中は除雪が追いつかず、取りきれない雪が凍って固まり、車を傾かせる程に。道も狭まり、事故も多発した模様。おおわらわな人々とまるで異空間にいる自分。申し訳ないような、ラッキ〜!と思うような…。
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# by yama-humoto | 2013-12-14 15:41 | 日々

入院日々雑記1

d0179044_15322227.jpgはじめに入ったのは、ナースステーションに近い二人部屋だった。
隣はおばあさんで、自力では動けないようだった。清拭や下のお世話など、看護師さんが3人がかりでやるのだが、どうも不思議な印象を受けた。
消化器系の病棟なのに、看護師さんが妙に介護的な対応に長けている。
後々解ってきたのは、患者の7〜8割が高齢者で、介護施設を利用しているような人でも、病気になれば病院に入院してくるってことだ。考えてみれば当たり前だけど。
中には1年入っている人もいるようなので、ナースステーションに近い部屋は、プチ介護施設的な雰囲気が強かった。4人部屋に移っても、私以外ほとんど動けない人たちばかりで、挨拶の必要もなかったので、気が楽だった。
でも、まるで介護施設!東京で義母が利用したいくつかの介護施設を思い出したが、その何処よりも快適なんじゃないかと思う。
ある日、ふと目覚めると自分もこういう所で横になっているのかもしれない…などと、気分だけちょっとシミュレーションしてみたり…。まあ、なにしろ退屈しているのでありました。

私は入院3日目位から暇を持て余して(そして筋力が衰えるのが怖くて)点滴を転がしながらウロウロした。絶食しはじめだから、それほどダメージも無かったのだけど(むしろ5日目以降の方が体力も落ちた。)ナースステーションに近いこの病棟にいる間は、部屋から出てもいけなかったらしい。
廊下を一周してみても、ほとんど患者さんに会う事は無かった。それくらい出歩く元気な(?)若い患者がいなかったのだった。

入院は人生2回目だけど、この病院は凄く快適だった。
空調は利いているし、二重窓なので、木綿の寝間着一枚でも過ごせる。布団も軽い上掛けが一枚だけだ。(寒ければ毛布などは持参するらしい)家ではすでに、起毛のシーツに厚手の毛布に羽毛布団&湯たんぽなのに!
掃除も毎日くるし、各部屋にあるトイレも毎日2回掃除が入った。東京の病院では日曜祝日はそういうものも休みになったので、連休となるとトイレは使いたくない汚さになったのを思い出す。
外は大雪!がまるで別世界。ホテル暮らしみたいに快適に傍観していた。

点滴がとれ、食事がスタートした後半は、お風呂に入って良い許可が降りた。…といっても、自力で入れるのは、女性では私とここで知り合ったOさんの2人!男性も2〜3人だけ。順番を争う事無くゆっくり入れて良かった。
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# by yama-humoto | 2013-12-11 14:42 | 日々

いきなりの入院

d0179044_14144128.jpg木曜の夜くらいから、妙に身体が重くなり、胃腸が腫れている感じ。疲れると胃腸にくるのかな…なんて思いつつ、金曜は一日横になっていた。「どうも変?」土曜になってもお腹の痛みが引かないので、この辺では一番大きい病院の救急外来に連れて行ってもらった。救急車じゃないと見てもらえないかと思ったけれど、事前に連絡を入れて自家用車で行っても対応してもらえた。「盲腸かな?でも、初期だろうから薬処方されて終わるよね」なんて、超素人判断でいたのだが、触診、レントゲン、CT、採血の結果、「このまま帰らず入院してください」と言われてびっくり。頭にかすったのは、終わってない仕事と今朝来ていた仕事の依頼メール…@@ どうしようもないので、相方にお仕事先にそれぞれ連絡してもらうよう頼む。
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検査の結果は「憩室炎」というやつで、腸にできているポケットに細菌が入って炎症を起しているそう。この憩室というポケットの中には「糞石(フンセキ)」という胆石みたいなものもあるという。初めて聞いた。糞が憩ってる部屋ってなんか嫌だな。これが進むと腹膜炎を起こすらしい。幸い初期だったので、なにしろ胃腸を休ませて炎症をおさえるしかなく、5日絶食を言い渡される。その間、私の身体を保っているのは、この2種類の点滴と抗生剤だけ。内蔵が動きたがらないので、食欲も出ず5日の絶食はそれほど苦ではなかった。人間ってこのくらいの水分で生きられるんだなあ…と点滴に関心した。

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この辺りで唯一の高層ビル(笑)
病室はとても考えられていて、4人部屋でも隣り合ったベッドの頭の位置が大きくずれていて、お互いをあまり意識しなくていいレイアウトになっていた。そして、廊下側のベッドでも小さな窓があって外が見えるようになっている。入院3日目に病室が替わり、窓からは鳥海山が見えた。「明日から天気崩れるで〜」…の笠雲もみえた。
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# by yama-humoto | 2013-12-07 14:13 | 日々

山と渓谷12月号

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11月15日発売の山と渓谷12月号 読者紀行にイラストを描かせていただきました。今回は83歳の方の紀行です。なんだか父の面影を重ねて読んでしまいました(イラストに描いた人物は父の面影ではないです。念のため)。
山登りがすきだった父。
もうこんな風に登る事はできないなあ。
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# by yama-humoto | 2013-11-15 16:26 | 仕事

凶悪な初雪

d0179044_17112210.jpg11月11日 初雪。止む事無く降り続き、二日目。まるで1〜2月の降り方のようで、止む気配を感じさせずびゃんびゃん降っている。初雪ってのは、「雪化粧」程度の積もり方だと思っていた。
前日までは雨で夕方には夕焼けなんかも出て、「ホントにふるのかねえ?」なんて話しながらも、車のタイヤ交換をしておいた。しておいて良かった。相方は無事出勤していった。
d0179044_1711426.jpg降り方も降る雪質も本格的。
仕事をしていたら、頭上の屋根の上を“どこっどこっ”と誰かが歩くような音がする。やがて“ギシギシギシ”と重苦しい音にかわり、“ズザザザ〜!ボスッ!”“シーン…”
初雪で!屋根の雪が落ちるって!どんな積もり方???@@

まだ、雪囲いも畑の整理もしていない。なにより、カラダも心も準備ができていなかった。
「あ〜あ…」と時々窓の外をみては、ため息。

〈音解説〉
「どこっどこっ」→屋根の雪に亀裂が入り、ずれはじめる。「ギシギシギシ」→徐々に滑りはじめている。「ズザザザ〜!」→屋根のふちから落下。「ボスッ!」→下の積雪に落ちた音。「シーン…」その後の静寂。
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初雪の除雪…。先日、やっと庭の薪を少し整理した程度で、除雪用の道具はまだ納屋の中だ。
どこにあったっけ?と納屋をゴソゴソあさる。普通、降りはじめの雪は軽くてサラサラなので「雪はね」でいいんだけど、今回の雪はそうはいかない。握るとしっかりまるまるのだ。初雪からスノーダンプで除雪。
ダンプに乗った雪はいっちょまえに重い。カラダがまだ思い出せてなくて、無駄なチカラを使ってしまう。あせらずゆっくりやろう…と体制を立て直していたら、「ピコーンピコーンピコーン」と聞こえてきた。黄色いライトを点滅させた除雪車が発動していた。は、初雪なのに…
結局、午前中と相方が帰ってくる前の夕方と2回も除雪した。
夜には死ぬ寸前の虫みたいに、手足が中心にひっぱられるように、体全体が硬直して重だるい。チカラの入れ具合が悪かったようだ。
最近は、あまりの運動不足が足にきているのを危ぶんで、家の中でいつでも足を鍛えられるようにステッパーをつかっていた。それなりに腿とかに“くる”気がして、良し良し!と思っていたのだけど、たった一日の除雪で足の筋肉痛が半端ない!ステッパーなぞ生温かった事を知る@@;冬の運動はやっぱり除雪!?
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雪ががんがん降る中、わざわざ外出。相方が雪道運転に強い人でホントに良かったと思う。
向かったのは、近くのジュネスというスキー場。ここの温泉が最近ボーリングをし直し、すばらしい泉質の温泉に変わったのだ。硫黄泉になり、入ると全身のポカポカがかなり長く続く。13日までは村民割引で200円!こんな寒い日に家の寒いお風呂場に入る気もなく、結局3日間通った。「そんな〜にして〜まで〜♪」と歌いつつ。
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# by yama-humoto | 2013-11-12 17:08 | 日々

台風被害

d0179044_16372695.jpg台風が…家の防風林をなぎ倒した。
トタン板が飛ばされるようなパタパタパタ…という乾いた音に「?」と外を見たら一番太い杉の木がず〜ん!と庭に倒れ込んだ所だった。つい2〜3分前まで、相方が風に飛ばされないようにこの辺の片付けをして、うろうろしていた。危なかった。
一番雨が吹き付けている時だけど、外に出てみた。暴風に煽られ、残りの木が倒れてこないか気にしながら、車の様子を見る。杉の木は、車の脇に倒れ込んでいたので、間一髪!ラッキー!…とおもいきや、横に長く降り出た枝が後部硝子を叩き割っていた。ああ〜@@;雨も凄いのでこのままでは車の中がびしょぬれになってしまう。移動させたくても、車の行く手は杉の木が倒れこんで塞がれている。相方が暴風雨の中、チェーンソーのエンジンをかけた。ごううっという風雨のなかで轟くエンジン音は、怖さと緊張を倍増させる。杉の木をなかば強引に切り始め、切った部分をエンジンがかかったままのチェーンソーを片手に、どかそうとする。こういう時、この人、ちょっとパニクるので危ない。相方には切る方に専念してもらって、私が枝をどかしていくことにする。杉の枝は普段気にしないけど、横にとても長く伸びていて、すごく弾力がある。手入れをしていないのがいけないんだけど、四方八方に伸びているので、中心の幹は中空に浮いている状態になる。思い通りに動いてくれない枝をひっぱって、どかすのはなんとももどかしかった。
d0179044_16371193.jpg残りの木も風に煽られ、いつ倒れてくるかわからない。常に木に目を配りつつ、倒れた木をどかし、車の中から、養生シートを当てた。シートを貼ってる間も凄い風で、仮止めした所が何度もはがされた。近所で空いているガレージを思い出し、連絡を取って避難させてもらえる事になった。私は後ろ向きになってシートを押さえたまま、車を出発させた。雨はますます激しくなる。ガレージについて、車を入れさせてもらいホッとするのもつかのま、そのまま二人で家に歩いて帰る。横殴りの暴風雨はなかなか凄くて、息ができないくらい。前に進めなくなったりする。「そういえば、昔、友達とこんな天気の中、無理矢理(判断ミス)、東鎌尾根進んだっけな〜」と私。「稜線の上の風みたいだな〜」と相方。飛んでくるものに注意しながら、なんだかすっかりハイになって、家にたどり着いた。災害時のニュースを人ごとで見ている時は「なんでわざわざ外に出るかね」なんていってたが、出ざるを得ないことを身を持って知った。
d0179044_16365971.jpg長い旅を一緒に過ごしたNOAが、もう直せないと知り、慌てて車を探した。買う予定が無いと車なんてチェックしていないから、とても困った。でも時間がない。見当もつけぬまま、クルマ屋を除く。目安が無いのでピンと来ない。相方はぶんむくれて「スポーツタイプ」がいいとか、訳のわからない事を言い出した。こりゃいかん。普段CMをみていて、良いなと思っていたホンダのNーONE。燃費と性能とデザインが良いので、もし自分用に買うならこれが良いなあ…でもとても無理だけど…と思っていたクルマ。とりあえずホンダが近くだったので、冷やかし程度に見てみようよと連れ出した。ここで、営業に出て来たのがなんと、ウチの近所の息子さんだった!息子さんがいる事もこの時まで知らなかった。ここから、お互いのごり押し交渉があったのだけど、あれよあれよと波にのり、最終的に一番欲しかった黄色が買える事に!
しかも、試乗車なのでオプション盛り盛り、かなりハイクラスな割に決算も重なり、保険も降りたので、手頃な金額で手に入る事になった。ワゴン車以下は嫌そうだった相方も、かなり気に入ってくれたので、なんとか一件落着。終わりよければ、すべて良し。
黄パンダちゃん、かなりお気に入り♪
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# by yama-humoto | 2013-09-16 16:36 | 日々

備忘録

d0179044_15444610.jpg気がついたら、もう11月だった。2~3日先には雪の予報も出ている。こりゃ、いかん。
9月も10月もあっという間にすぎてしまったけど、いろいろあったのは確か。忘れないうちに書き付けておかなくては…ということで、これ書いてるのは11月だけど9月からってことで…。

畑に畝立てをしに行った。仕事があるとどうしても後回しになりがちだけど、天気もタネも待ってはくれない。結局やきもきして仕事に集中できなくなってしまうので、思い切って野良作業に切り替える。
大根と白菜を植え付ける畝だては、一人でやるので鍬一本をネコ車に積んでいく。
誰に見せる訳でもないので、気楽なもの。もう、直線の加減を測る水引糸すら張らず、適当に目安を付けて、ざっくざっくと鍬をふる。mさんに借りているこの鍬は、とてもふるいやすくて、土を深く掘り起こす。ザックと土に食い込む感じがすごくいい。無心になれる。汗がぼたぼたと落ちる頃には、もう畝立ては終わる。やってみれば、大した時間はかからないものだ。いつも、やるまでに時間がかかってしまうだけ。

時間がかからないことが多くなった。小学生の頃は、お菓子を作るのも一日がかりだったような気がする。裁縫だって、なかなか形にできなかった。今は…やる気になって集中すれば、お菓子なんて1時間もかからない。服も自己流だけど、いつのまにか仕上げられるようになっていた。難しい事の方が少なくなっているのは、やっぱりそれだけ長く生きているからだろう。できないと思いこんでいるだけで、いざ手を動かせば、大概の事はできる。自分の手じゃないような気さえする。
鍬をふるっていると、そんなどうでも良い事が頭の中を巡ったりする。

畝の上をチョロチョロと青く光るモノが通る。
ニホントカゲだ。凄く目立つけど、カラスなんかにやられないのだろうか?
そのしっぽ、なんで、わざわざコバルトブルーにしたんですか?

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畑仕事を終えると気がかりが減って、帰りの足取りが軽い。…でも、この後、仕事について、とても通常量はこなせないのが現実。肉体労働はやっぱりカラダに残ってしまう。あ〜あ…と思いながら台所に行くと、窓の外でクモが巣を作っていた。
この時期、急にいろんなクモが姿を現す。このクモは卵を中心にして、周りに繭をつくっていた。はじめは黄色い卵が中空に浮かんでいるように見えて、綺麗だなあ…と思っていたが、時間が経つにつれ、どんどん白く、卵は見えなくなってしまった。どんだけ大事にしてるんだい?とつっこみたくなる厳重ぶり。それにしても、なんて美しい形を作り出すものか。一番中空に卵を置いて、かなり完璧な免震構造。休む時はこの繭を抱きかかえるようにしている。大事なんだねえ。大事だよなあ。こんな小さな生き物が命をつなぐ事に集中している。
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# by yama-humoto | 2013-09-08 15:44 | 日々

山毛欅の実

d0179044_9325878.jpgこの夏は気になる事がある。車で森の中を走ると、所々茶色く枯れている木々があるのだ。ナラ枯れかな?と走る車窓から見ていると葉は編み目のように穴があいていたり、糸がからんでいる。アメリカシロヒトリかなあ?
今日は須川を超えて、一関の方にドライブ。
須川に行く間にも、見える山々には茶色い部分が目立つのが気になる。
須川は夏休み中なのもあって、結構にぎわっていた。家からちょっと車を飛ばせば30分程で、高原が出てくるのはなんとも不思議で贅沢だなあと思う。さらに須川を超えて、ジェラート屋のポラーノに寄った。周囲にお店が無いこの場所が、すごい集客数で驚く。ジェラートは地元のトマトやブルーベリー、ルバーブ、桃、などなどを使ったものや、抹茶やチョコレート系のものまで、種類が豊富。私はルバーブと桃のソルベ。相方はブルーベリーとクリームチーズ。この人、昨夜からなぜかお腹を壊していて、午前中は元気が無かった。ジェラートもお店に入るまでは「シングルで良いや」と言っていたのに、お金を払う頃には「ダブル」になっていた。ケースの中が種類が豊富で魅惑的なので、その気持ちも分かるけど…。それにしても「ジェラート」の人気ってすごい。車の中で食べながら、ひっきりなしに入ってくるお客さんを傍観する。老若男女問わず。バイクツーリングの恰幅の良い集団、家族連れ、老夫婦、お客さんを選ばない。並んでいても、待つのは5分もかかっていないのではないかな?一人でダブル(330円だったか?)注文するとして、10分でいくらの売り上げだろう?ラーメン屋よりも割がいいなあ…など、美味しいジェラートを食べながら、銭勘定する大人になってしまった自分が悲しい…。

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ところで、ドライブ中、枯れた木も気になるけど、もっと気になるものが見えて来た。
山毛欅が!
遠目、木が茶色く見える程実がついているではないか!!
山毛欅の実は、6〜7年周期でしか、実を付けてくれない。前に当たり年だったのは、やっぱり6〜7年も前だった気がする。春から異常気象が続いているので、今年も山毛欅の実は期待できないかなあ…と思っていたので、かなりビックリしてしまったのだった。
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近づいてみる。すごい実の数!
ただし、中身がちゃんと入っているかは謎。
とりあえず、秋を楽しみにしてみよう。
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# by yama-humoto | 2013-08-18 09:32 | 日々

宿題の日々

d0179044_10504045.jpg関東から西では熱中症で死者も出ているこの夏。こちらは過ごしやすい日々が続いていた。が、ここ数日、世間並みに暑くなって来た。もわっと湿気を伴って気温が上がる。外は34℃くらいだろうか。日中は畑作業も危険。家の中に入れば涼しいので、なんとかやり過ごせるが、今日は一階の部屋でも30℃くらいになった。この時期の2階はトタン屋根でガンガンに暑くなる。湿度が高くなると思考停止してしまうので、今日は一日一階で過ごす事にする。

さすがのネコもだれきる暑さ。ぼ〜っとしてるね。
夜には涼しくなるので、それまでの辛抱。

d0179044_10502625.jpg世間は夏休みまっさかりで、テレビをつけても夏休みのバカンスみたいな内容ばかりでうかれている。
そのバカンスに行く人たちが、休みに入る寸前に置いて行く宿題が数点…。締め切りは夏休み明けの20日あたりがほとんどで、よって、この時期、絵描きは遊びに出かけられないのであった。何処も混んでいるから、別に出かけるつもりもないけれどね…。
0.3のシャープペンでないと書込めないラフ(笑)。
湿度が高くて、時々、思考が停止するたび、キュウリや桃をかじって水分補給。夏はみずみずしい野菜や果物がそのまま「サプリ」。
扇風機の風と、転がってるネコ、ラジオを聞きながら、久々のアナログ作業。
ホントに夏休みの宿題のよう。
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# by yama-humoto | 2013-08-16 10:50 | 日々