桑の実とりに
2012年 07月 11日
仕事が詰まり気味。時間が無い。でも、ずっと気になっているのは桑の実。
今年は大きくて上質な実がたくさんついているのだ。取りに行きたいと思いつつ、明日へ明日へ…と伸ばしていた。でももう、限界!?自然はこちらの都合に合わせちゃくれない。
お昼ご飯も食べずに捕虫網片手に家を出た。外は地面に押し付けられるような強い日差しだった。
家の近くの山際を歩いてみると、結構、桑の木がある事がわかった。
なんだか、どんどんわくわくしてきた。
木イチゴ。
え〜と…裏にとげがあったから、多分クマイチゴ。
関東周辺で木の実ハントしていた時は、草イチゴやクマイチゴやクロイチゴなど、集中して生えている所が必ずあって、どっさり採れたものだけど、村ではあまり集中して生えている所をまだ見たことが無い。
といっても、村の中を縦横無尽に歩き回ったわけではないから、多分穴場はあるんだろうなあ。
お目当ての桑の実。
木イチゴもそうだけど、この手の実はいっせいに熟さない。
多分、鳥やケモノに食べられるから、種を残す効率を考えて時期をずらして熟して行くんじゃないかと思う。
黒く熟した実はちょっと触れば軸ごと落ちるが、赤みの残っているものは、揺すったぐらいでは落ちない。黒い実だけを選んで取って行く。
かやの実。
はじめは「捕虫網を持った姿なんか見られたら、どうしよう…」なんて、おどおどしていたのが、だんだん、いろいろ見えて来てわくわくしはじめる。
やっぱりこういうのが好きなんだよなあ…と久々に確認する。
今年はかやも食べてみよう。
アケビも小さい実をつけていた。
トンネルになってるなあ…この先はもうすぐ山につながっている。
このトンネルはもしや…と反対側をみると
道を横断して反対側の薮がなぎ倒されている。
やっぱり熊かな?
この辺りは、桑もクリもアケビもたくさん生えているから、ごちそう場のようだ。
ちょっとだけ、(いや、たくさん)桑のみを取らせてもらった。
1時には家に帰った。
農作業に出る時は虫に刺されないように長袖、首にはタオル、虫除けスプレーで装備を固めるのに、なぜか今日は半袖、虫除けスプレーも忘れ、日焼け止めも塗らず、帽子も忘れて出てしまった。暑さに疲れて、虫にもさされ、でも、手には桑のみでずっしり重いビニール袋。
なんだか、ちょっと夏休みの子どもの気分になっていた。
by yama-humoto
| 2012-07-11 13:42
| 木の実ハント